小学生による「まちづくり」アイデアコンテスト、本日(2016年11月24日)、長崎市立図書館新興善メモリアルホールにて開催されました!
2015年12月に施行された「長崎市よかまちづくり基本条例」に基づく子どもたちの参加を促す第一歩として開催されたコンテスト。条例の制定をキッカケに、10年ほど前に熊本県の宮原町(現氷川町)で小学生がまちづくりに参加している様子を見て以来、何とか実現できないかと考えてきた取り組みが長崎市で形になりました。
応募件数は約700件。そのうち、低学年4名、中学年4名、高学年5名の計13名がプレゼンテーションに臨みました。私が最も印象に残ったのは、中学年の女の子が語った「荷物を抱えて階段を登るおばあさんが大変そうだったから、手伝いましょうかと声をかけたかったけど、恥ずかしくて声をかけられなかった」というフレーズです。彼女は、この経験を基に「まち」について考えるようになったのではないかということが紙上から、発言から伝わってきました(^^)こういった他者を想いやる感覚が、まちづくりに関わるエンジンになるんでしょうね!
他者を想いやるといえば、昨日のNPO法人グリーンウッド自然体験教育センター代表理事辻さんの講演に、泰阜村に山村留学している子どもたちは、次年度の子どもたちのために薪を割る、という話がありました。当然、自分たちは前年度の子どもたちが割ってくれた薪を使うわけです。つまり、見えない相手へ薪のリレーが続いているわけです。
今日明日か100年後か、隣近所か地球の裏側かなど、見える見えないを問わず、他者に想いを馳せることができる市民がどれだけいるのか。辻さんの言葉を少しお借りすれば、そういった市民を育てること、育つ環境を整えることの大切さを改めて認識する2日間でした(^^)