2016.6.22
基礎ゼミ(2回生半期ゼミ)と専門ゼミ(3回生2年間ゼミ)の学生とともに長崎県大村市の「おおむら夢ファーム シュシュ」へ。基礎ゼミ生がソーシャルビジネス、専門ゼミ生が農商工連携に関心があったために実現した訪問です。山口社長自ら施設を案内、レクチャーいただくとともに、ぶどう畑のレストランでの食事にもお付き合いいただき、贅沢な時間を過ごしました。
山口社長からは、「なぜ」シュシュが起ち上がったのか(目的)から、その目的の下で採用されている商品開発から販売に至る仕組み(手段)まで、丁寧に説明していただきました。いつものように、3分に1回発せられる洗練されたおやじギャグも忘れません(笑)
特に山口社長と内容を打ち合わせたわけではありませんが、学生に伝えて欲しかったことも全て網羅されていました。たとえば、
・農業の社会的な位置づけ・イメージを変えたい、変えるべきという事業を起こした動機、
・消費者の笑顔を第一にしながらも、農家(農業)、地域社会、自社といった三方良しに配慮した仕組み、
・どんなに細かいことであっても、上記2点が絶対にブレないこと
などです。そのほか、山口社長からは、働くということ、生きるということ、社会とかかわることなど、学生へのメッセージを多数いただき、学生も自分の価値観を揺さぶられたようです。
ということで、笑顔の山口社長、笑顔の従業員の皆さんに大変お世話になったシュシュ訪問でした。お忙しいなか対応いただき、ありがとうございました!
ところで、物事には、「なぜ」、「なにを」、「どうやって」がつきものですが、学生を取り巻く環境には、「なにを」、「どうやって」があふれていて、「なぜ」を問う機会が少なくなっています。また、「なぜ」を問うことがあっても「自分の成長のため」とか「売上げアップのため」という言葉を良く聞く気がします(^^;)決してそれらを否定するわけではありませんが、せっかく経済学部で学んでいるのですから、他者の「なぜ」を通して社会の今に触れてながら、自らの「なぜ」を磨いて欲しいと思います。
今後も学生たちには山口社長のような「なぜ」を語れる方々と交わる機会を設けたいと思っています!