被災地支援に関するシンポジウムのご案内


(2012年1月22日CBSNブログより転記)

こんにちは。
コミュニティビジネススクウェアながさき(CBSN)の西です。

このたび、以前から企画しておりました被災地支援に関するシンポジウムについて、以下の通り開催することになりました。
皆様ふるってご参加ください。

被災地支援シンポジウム「被災地支援から私達が学ぶべきこと~他人事を自分事に~」

1.趣旨
CBSNでは、スタッフ3名が2週間の被災地ボランティアを経験し、例会等でも被災地支援についてとりあげ、微力ながらも、被災地の復興に貢献するべく、活動を行ってきました。また、ボランティア派遣プロジェクトT-ACTにおいて3ヶ月間ボランティアリーダーを務めた映画監督花堂純次氏の講演会を拝聴しました。その結果、被災地支援活動に取り組む際の「被災者視点」の重要性が、長崎県内における日常的な市民活動にも通ずることを強く認識しました。そこで、既に被災地支援に取り組まれている個人・団体をはじめ、被災地支援以外の市民活動に取り組まれている個人・団体の活動のさらなる発展に微力ながら資する場を設けたく、また広く市民の方々に被災地に対しての関心を抱いていただくべく、長崎市と協働して、以下のシンポジウムを企画しました。

2.概要

(1)目的
被災者、ボランティアリーダー、ボランティアの視点から被災地支援における被災者視点の重要性を議論することを通じて、長崎県内における被災地支援団体はもちろん、被災地支援以外の市民活動団体が地域社会や人のために、活動のさらなる発展を目指し、自らの活動を評価し見直すきっかけを提供すること。

(2)日時
2月18日(土) 14:00~17:00

(3)場所
長崎大学経済学部新館101号室(長崎県長崎市片淵4-2-1)
経済学部へのアクセス
http://www.econ.nagasaki-u.ac.jp/infor/access.html
キャンバスマップ
http://g.co/maps/db63q
※新館は矢印のところです。

(4)定員
100名程度(先着)

(5)参加費
無料

(6)主催者等
主催:コミュニティビジネススクウェアながさき、長崎市
共催:ソーシャルビジネス人材育成プログラム開発研究会

(7)参加申込み方法
お名前、ご所属、連絡先(メールアドレスもしくは電話やFAX等)を下記webサイト参加申込みフォームもしくはメール・FAXにて、ご連絡ください。なお、お知らせいただいた参加登録情報は、参加者名簿の作成、例会のご案内等、CBSN例会やイベントの開催にあたっての事務作業にのみ使用します。

3.プログラム詳細

14:00~
開催のあいさつ

14:05~
第1部講演「映画監督の見た被災地」(75分)
講師 映画監督 花堂純次氏

15:20~
休憩

15:25~
第1部講演「被災者の現状」(45分)
講師 社会福祉法人洗心会ワークショップひまわり支援係長 伊藤純子氏

16:10~
休憩

16:15~
第2部パネルディスカッション 「今後求められる支援とは」(40分)

パネリスト
映画監督 花堂純次氏
社会福祉法人洗心会ワークショップひまわり支援係長 伊藤純子氏
長崎大学経済学部山口研究室 4回生 大坪泰斗
長崎大学経済学部山口研究室 3回生、CBSN代表 西悠美江
長崎大学経済学部山口研究室 3回生 西彩花
コーディネーター:長崎大学経済学部准教授 山口純哉

16:55~
まとめ

17:00~
閉会

4.講演内容(以下はあくまでCBSN側が想定した内容ですので、変更の可能性があります。)

(1)第1部講演「映画監督の見た被災地」
ボランティアと被災者のニーズのミスマッチの存在や被災者の状況の変化、「他人事を自分事に」していくことの重要性等についてお話いただきます。

(2)第1部講演「被災者の現状」
被災直後の現状や、ボランティアの支援について、そして今どのような支援が求められているのか等をお話しいただきます。

(3)第2部パネルディスカッション「今後求められる支援とは」
花堂氏、伊藤氏、2週間被災地ボランティアを行った3人の学生という3つの違った視点から、被災地支援に学んだことや今後どのような支援が必要か等を議論します。また、参加者の方からの質疑も受け付けます。

5.登壇者紹介

(1)花堂純次氏
宮崎県宮崎市出身。宮崎県立南高校を卒業後、日本大芸術学部映画学科へ進学。在学時代から助監督として活躍し、1984年に「愛の嵐」で監督デビュー。2001年には「羊のうた」で映画監督デビューを果たす。T-ACT気仙沼チームのボランティアリーダーとして6月から8月にかけての3ヶ月間、宮城県気仙沼に滞在し、多くのボランティアをまとめ、被災地支援を行った。

(2)伊藤純子氏
宮城県気仙沼市唐桑町在住。指定就労継続支援B型事業所ワークショップひまわりで支援係長を務める。ひまわりでは、安定した取引先であった大型漁船への納品が震災で中断し、主軸となっているクッキー販売が減少する等、厳しい状況の中、奔走している。震災から数か月がたち、『「自立して生活する」が問題となり、与えられ寄り添う現実から、自分で「生きて活動する」ことへと変わりつつあります』と伊藤氏はつづる。(ブログ「ハンセン・アジア・世界」より抜粋)

(3)山口純哉氏
愛媛県松山市出身。長崎大学経済学部准教授。専門は地域経済学、ソーシャルビジネス等。阪神淡路大震災においては、5年間神戸市の長田区に入り、地場産業であるケミカルシューズの産業復興を研究。今回の東日本大震災では、阪神淡路大震災の教訓を生かすべく、研究に着手。

(4)長崎大学経済学部山口研究室ゼミ生3名(大坪泰斗・西彩花・西悠美江)
被災地ボランティア派遣プロジェクトT-ACTに参加し、6月25日から7月8日の2週間、宮城県気仙沼でニーズの掘り起こしから瓦礫処理に至るボランティアを経験。その後、長崎からの継続的支援のあり方や被災地支援から長崎県の市民活動が学ぶべきことは何かを模索している。

以上