駒澤大学で開催された日本経済政策学会第68回全国大会「東日本大震災特別セッション」にて報告。
政治家の講演も。
松原先生が強調されたように、今回の震災はCrisis on crisis。マクロだけではなく、被災地に立地する水産加工業等についても同様。神戸市長田区に集積しているケミカルシューズ産業も、中国に追い上げられる中で阪神淡路大震災を経験し、二兎を追うことを求められた。
ケミカルシューズ産業の復旧・復興を踏まえて、長期的には、
・集積の再形成、
・その集積をコスト削減型から創造型に転換するために企業・産業をサポートする人と情報の投入(たとえば、High-Tech Gründerfonds やERVET)
が東日本大震災で被害を被った地場産業の復興過程に欠かせないことを提示。量的な問題ではなく、機能、質が重要。
時間の制約もあり、どこまで伝わったかどうかわかりませんが、地場産業にどれだけの困難が待ち受けているのかについてはお話しできました。貴重な機会を与えていただいた皆さまに感謝。